
バイオリン演奏に必要な
アクセサリーについて
バイオリンを弾く際に必ず必要になってくる松脂をはじめ、演奏や練習をサポートするためのアクセサリー、また大切なバイオリンを末永く大事に使うためのお手入れ用品をご紹介します。
松脂

弓の毛に塗ります。これを塗らないと全く音は出ません。硬さや粒子の細かさなどが違い、メーカーや種類も多く、お好みもさまざまです。
またバイオリン、チェロ、コントラバス用などに分かれておりますので、ご購入の際はお気をつけください。豊田市のミュージックショップリバーでは常時、バイオリン用ではピラストロ、クロネコ、ベルナルデルを在庫で置いております。
もちろんチェロやコントラバスの松脂も置いております。落とせば、簡単に割れてしまうものですので、お取扱いにはお気をつけください。
肩当て

重さやフィット感などでお好みはさまざまですが、最もポピュラーなのはカナダのKUN(クン)のものでしょう。バイオリンに合ったサイズのものでないと、ご使用できませんのでお気をつけください。
旧タイプはゴムチューブがよく劣化しました。現在でも旧タイプをお使いの方も多いので、豊田市のミュージックショップリバーでは現在も旧タイプの替えチューブを在庫いたしております。
そのまま装着しようといたしますと、入れにくくてとてもたいへんですので、スチームなどで温めて、柔らかく少ししっとりさせてからつけますと、わりと簡単に交換できます。
現行のものは材質も改良され、劣化はかなり改善されましたが、フルラバーになりここだけを交換することはできません。
またその代わりにバイオリンに引っかかる部分の破損が、時より見られます。
この場合はスクリューのところから交換いたします。本体ごとお持ちになられればこちらで確認いたしますが、お客様がパーツだけをお求めになられる場合は、
スクリューが長いものと短いものが有りますのでお気をつけください。
クリーニング

オイルで最もポピュラーなのがHILL(ヒル)です。クロスは肌理の細やかな楽器用クロスをお使いください。
また付着した松脂の粉を取り払うクロスと、磨き上げ用のクロスは分けてお使いいただくことをお勧め致します。
特に演奏後弦に付着した松脂は毎回ふき取って頂きたいです。
松脂ふき取り用は比較的お値打なクロスで、磨き上げ用は少し高価な良質クロスで使い分けて頂けると良いと思います。
アジャスター

調弦の微調整をするために、テールピースに取り付ける部品です。
一般的にE線(1弦)に取り付けるのでE線器などと呼ぶこともあります。
チューニングがたいへんやり易くなりますので、初心者の方はE線のみでなくA線に付けたり、全ての弦に付ける方もいらっしゃいます。特に分数楽器はサイズが小さくなればなるほど、ペグのみでのチューニングが困難になりますので、全ての弦に取り付ける方が多いです。
また、最近ではアジャスターとテールピースが一体型になったものもあり、テールピースごと交換する方もいらっしゃいます。
E線以外に取り付ける時には、弦が太くてアジャスターの溝に上手く収まらない場合が多いので、ガット用を使用することをお勧めします。
ただし、アジャスターとテールピースの間に有る弦のエンドのボールが、すぐにテールピースに接触してしまいアジャスターの機能を生かせないものも見受けられます。
E線であれば弦をループエンドに替えれば改善できますが、他の弦はテールピースを交換しないと改善できません。
テールピースの穴位置などもご確認されてからお取り付けください。
豊田市のミュージックショップリバーで購入されたアジャスターは無料でお取り付けいたします。