形は角型と丸型（形状により三角型やバイオリン型、シェイプ型などと呼ばれたりもします）に分かれます。

角型ケースの特徴は、肩当てなどの小物を収納するスペースが独立してあり、小物が楽器本体に接触する心配も
無く、楽譜なども収納できる上、外部からの衝撃にも強いので、
以前はグレードの高い楽器を入れるのに主流でした。ただし重量が重くなってしまうことと、
体積も大きくなってしまう難点があります。

丸型のものは一般的に角型より軽く、スリムでデザインやカラーもより豊富で、最近はとくに女性の方には
こちらの方が人気も高いです。

外観や素材については、昔は黒いビニールレザー張りの手さげタイプでしたが、
近年は布張りやナイロン張りにショルダーが付いたものが普通になりました。

さらに最近ではストラップが２本付いてリュックになるタイプが主流で、
素材も布張りやナイロン張りではなく、グラスファイバーやカーボンなどを採用した、
ツルツルしたタイプも良く見かけるようになりました。
カラーバリエーションも豊富でスタイリッシュでオシャレな上、雨などに対する防水効果も高く、
さらに人によっては著名なバイオリニストなどにサインを入れてもらえるのを狙っている方も見えるようです。